命を繋ぐ食を作る私たちは、いつまでも楽しく続けられる農業の実現を目指しています。そのために、次のことに取り組んでいます。

環境負荷の低減のため、必要以上の化学肥料や農薬の使用を避けることはもちろんのこと、従前の作業工程を見直すことで、二酸化炭素の排出量の低減や、メタンガスの排出にも配慮した農業を行っています。自然の中で仕事をする農業は、環境にやさしいイメージがあるかもしれませんが、実は環境への負荷はかなり大きいのです。そもそも、自然の山々を切り拓いて農地を整備し、食料を生産する行為は環境への負荷が大きく、いつまでも生産を続けていくためには自然とのバランスを取る必要があります。ですから、負担を減らすだけではなく、自然の力で回復させながら活動していく必要があります。そのため、できる限り土を耕さない不耕起栽培や緑肥を作付けすることによる土壌環境の改善など、リジェネラティブ農業（環境再生型農業）という次世代の農業に挑戦しています。

いつまでできるかわからない農業ではなく、いつまでも続く農業の実現を目指します。農業は環境や、経済、政治の影響を大きく受けます。しかし、ヒトは食べなければ生きていけません。農家はどんなことがあっても生産を続け、食を安定的に届けることがミッションです。ですから、私たちはスマート農業をはじめとする持続性の高い生産方式を積極的に選択しています。また、農業経営においても目先の利益ではなく、より持続性を優先し、それにより生まれる社会的な価値を最大化することを目標としています。いつまでもあなたの食を守ることが私たちのミッションであり、かかりつけ農家である私たちの価値です。まずはお付き合いのあるあなたの食を守っていきます。